北欧スウェーデンの音楽と音楽療法 ー 講演とミニコンサート

北欧スウェーデンの音楽と音楽療法 ー 講演とミニコンサート
2011年11月28日14時
(西宮プレラホール)

社団法人大学女性協会(JAUW)神戸支部主催

講演:加勢園子

うた:Östen Wall, (エステン・ウ”ァル)、Helena Ströberg(ヘレーナ・ストレーベリイ)

日瑞音楽交流プロジェクト(PSJM) 2010

日瑞音楽交流プロジェクト(PSJM) 2010

日瑞音楽交流プロジェクト2010
― 音楽演奏・音楽療法による継続的青少年育成プログラム ―

Project Sweden–Japan Music Culture Exchange 2009: Long term Youth Education Programme – Art of playing and Music therapy

(略称PSJM)

日本の音楽家と学生(日本大学と静岡大学)がスウェーデンの3つの音楽教育機関を訪問、交流しました。

2009/9/13(月)

マルメ音楽院での交流演奏会

2009/9/14(火)

マルメ音楽院での日本音楽講義、マスターコース受講

2009/9/15(水)

ストックホルム・ミュージックカレッジでの交流演奏会

2009/9/16(木)

ストックホルム・ミュージック・カレッジでの交流演奏会、マスターコース受講

2009/9/17(金)

インゲスウンド音楽大学で音楽療法見学、日本の音楽療法発表

2009/9/18(土)

インゲスウンド音楽大学での交流演奏会、民俗音楽科との交流

日瑞音楽交流プロジェクト2009

 

当基金のイニシアティブによって下記のプロジェクトが発足しました。

趣旨

定期的に日瑞の音楽専門家と学生が両国を訪れ交流することによって、音楽文化の知識を深め、専門分野における能力を高めることを目的とします。

背景

スウェーデンでは文化相対主義に則った音楽教育が実践されており、総合大学にも西洋伝統芸術音楽はもちろんジャズやロック、民俗音楽などあらゆるジャンルが学べる音楽家養成コースやFMT音楽療法士の本格的養成コースが設置されています。また、子どもから熟年者まで開かれた音楽生涯学習教育システムもあります。こうしたユニークな制度や同国出身の優れた音楽家について、これまでわが国で紹介される機会がほとんどありませんでした。一方、スウェーデン側には日本伝統文化への憧憬がありますが、日本の教育機関等との直接的なルートが確立していませんでした。そこで両国の同じ志を持った有志が集まり、このプロジェクトが発足したのです。

日瑞音楽交流プロジェクト2009

― 音楽演奏・音楽療法による継続的青少年育成プログラム ―

Project Sweden–Japan Music Culture Exchange 2009: Long term Youth Education
Programme – Art of playing and Music therapy

(略称PSJM)

7月2日(木)
12:30-13:30

13:45-15:15

Ticciati氏のバイオリン演奏会

FMT音楽療法の講演会

場所:国立静岡大学

7月3日(金)
7月4日(土) 14:00 FMT音楽療法の講演会 & Ticciati氏の独奏

場所: 明石市生涯学習センターホール(定員約300名)

7月5日(日) 14:00  明石フィルハーモニー管弦楽団とフーゴ・ティッチアーティの演奏会

場所: 明石市民会館大ホール

7月6日(月) 14:00 FMT音楽療法の講演会 & Ticciati氏の独奏

場所:西宮市、宮市プラレホール(300席)

7月7日(火) 14:00 FMT音楽療法の講演会 & Ticciati氏の独奏

場所: 神戸市、 舞子ビラあじさいホール(300席)

7月8日(水) 12:10 バイオリン・ランチコンサート

場所:日本財団(東京)

7月9日(木)
FMT音楽療法の講演会(午前) ・ 芸術的表現-即興演奏(午後)

場所:日本大学芸術学部(東京)

加勢園子(日瑞音楽留学基金理事長、ストックホルム・エステルルム音楽アカデミー院長、スウェーデン・ピアノ教育者連盟役員)

著書に『ピアノはうたう』1,2,3巻(日本版 音楽之友社、スウェーデン版 エーリクス社)。国立リスト音楽アカデミー(ブダペスト)ピアノ科5年正コース卒業、パール カドシャ、ゾルターン コチシュ、アンドラーシュ シフに師事。1980年よりピアニスト、ピアノ教育者として色々なコンサート、セミナーを開催。2002年には、スウェーデンを代表したピアノ教育家として,ベルゲンで行なわれたISME(国際音楽教育会議)に出席、「ボーダレスなピアノ指導法」を発表。2007年DVDブック「スウェーデンの脳機能回復促進音楽療法」(春秋社)を出版。スウェーデンの音楽文化、音楽療法の紹介と日瑞音楽家の育成、交流に努めつつ今日に至る。


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ティッチアーティ,フーゴ TICCIATI, Hugo

ヴァイオリン奏者。エジンバラ・フェスティバルでヨハン・スヴェンセンの《ロマンス》の演奏でデビュー。エリザベス女王ホールでリムスキー=コルサコフの交響組曲《シェエラザード》を演奏するなど、ヨーロッパやアジア各地でリサイタル。ストックホルムの音楽家養成校リラ・アカデミアでヴァイオリン演奏、即興演奏、音楽史を教授するほか、スウェーデンはもとより中国、ニュージーランド、韓国、ロシア(ペテルスブルグ)でもヴァイオリニスト養成クラスの指導やヴァイオリン教授法に関するセミナーを開催。2007年にはイギリス王立音楽学校フェロー、また最近アメリカ合衆国のアポジー基金の学術企画アドヴァイザーに任命され、2009年にはニューヨークの新設大学の客員講師となる予定。


ヤコブス,マリアンヌ JACOBS, Marianne

ピアニスト。スウェーデンのマルメ音楽院教授、ヨーロッパピアノ指導者協会スウェーデン支部長。オランダのハーグの音楽学校で学んだ後、ブリュッセルとストックホルムの音楽大学に留学。北欧をはじめヨーロッパ諸国、カナダ、アメリカ、メキシコ、ブラジル、旧ソヴィエト連邦にてコンサートツアーを行い、好評を得る。スウェーデン放送で数々の録音をし、「アーティスト・オブ・ザ・ウィーク」に選ばれたほか、スウェーデン国営テレビで音楽番組のシリーズも担当。

グランベルイ,アニータ GRANBERG, Anita

ストックホルム王立大学音楽校でFunctionally oriented Music Therapy (FMT)
音楽療法士として音楽教育学の博士号を取得(2004年、博士論文題目『学校現場におけるFMT音楽療法―特別支援を要する生徒への予防的な健康促進作業への可能性と障害』)。カールスタッド総合大学インゲスウンド音楽大学元講師。音楽療法プログラム主任、同大学院FMT音楽療法修士課程の主導者として活躍し、後進の指導にあたる。

主催、共催:日瑞音楽留学基金、明石市、明石コミュニティー創造協会、静岡大学地域社会文化交流ネットワークセンター・静岡大学教育学部、日本大学芸術学部、日本財団

後援 、協賛: スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団,  財団法人ライフ・プランニング・センター、神戸市民文化振興財団、明石市民教育委員会、明石ケーブルテレビ、神戸新聞社

詳しくは、当基金に問い合わせください。

 

FMT脳機能回復促進音楽療法の勉強会開催(東京にて)

FMT脳機能回復促進音楽療法の勉強会開催(東京にて)

当基金は、 FMT脳機能回復促進音楽療法について、多くの問い合わせをいただいてい
ます。

そのなかで、この療法をぜひ学びたいが、スウェーデンに留学をするのは難しいとい
う方が多いので、日本で学べるようなコースを設ける計画が進行しています。それに
先立ち、本当に興味のある方のために、2007年12月23日に、東京で勉強会を
催すことになりました。参加をご希望の方はご連絡ください。

「スウェーデンの FMT脳機能回復促進音楽療法」(春秋社)を読み、内容をある程度
理解して参加されることをお勧めします。

FMT脳機能回復促進音楽療法の勉強会の詳細は次のとおりです。ぜひご参加ください。

日時;2007年12月23日 13時-15時

会場;パレステュディオ新宿パークサイド

住所;〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-5-10

交通;都営大江戸線「西新宿五丁目」駅へ徒歩約1分。

4駅6路線が利用可能

「西新宿五丁目」駅へ(都営大江戸線)

・・・・・・・・

1(徒歩)

「西新宿」駅へ(東京メトロ丸ノ内線)

・・・・・・・・

10分(徒歩)

「初台」駅へ(京王新線)

・・・・・・・・

13分(徒歩)

「新宿」駅へ

(JR線・小田急線・東京メトロ丸ノ内線・京王線・都営新宿線 )

・・・・・・・・

15分(徒歩)

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ご参加の際は、あなたの連絡先(住所、電話番号)も教えてください。

また下記の本を読んでから参加なさることをお勧めします。

本のタイトル スウェーデンのFMT脳機能回復促進音楽療法

著者 加勢園子、ステファン・パップ

出版社 春秋社

FMT 脳機能回復促進音楽療法 セミナー(2)

スウェーデンの

FMT脳機能回復促進音楽療法

講演会

2007年4月29日に聖路加看護大学で「FMT脳機能回復促進音楽療法」の講演会が開かれました(主催:(財)ライフ・プランニング・センター、後援:日瑞音楽留学基金、在日スウェーデン大使館)。それについてのレポートは、音楽雑誌「The ミュージック・セラピー」(Vol.11、音楽之友社)のMT便り欄に乗っています。

また、ぜひこのメソッドを紹介するDVDブック「スウェーデンのFMT脳機能回復促進音楽療法」(加勢園子、ステファン・パップ共著、日野原重明推薦、春秋社刊、2007年4月20日発行)をぜひお読みください。FMTの構造と特徴、使われる音楽や楽器、対象となる障害カテゴリー、FMTの基準などが詳しく紹介されています。尚、この本は、天皇皇后両陛下にも御訪瑞の際に献呈されました。

スウェーデンの

FMT脳機能回復促進音楽療法

(2007年7月20日発行・春秋社)

加勢園子、ステファン・パップ共著

日野原重明氏推薦 (日本音楽両方学会理事長、聖路加国際病院名誉院長)

FMT 脳機能回復促進音楽療法 セミナー

 

 

 

スウェーデンの

FMT 脳機能回復促進音楽療法

日時 2007 年 4月 29日 (日 ) 10:00~ 16:30

会場 聖路加看護大学 アリス・セントジョン・メモリアルホール

会費 8,000 円 (LPC会員 5,000円)

スウェーデンの音楽療法士の3分の2が用いているFMTメソッド

その理論と実践を紹介する貴重なセッション

福祉と人権の国とも言われるスウェーデンで生まれたユニークな音楽療法、FMT=脳機能回復促進音楽療法は、 1970年代にラッセ・イェルム氏によって開発された療法で、スウェーデンでは広く学校や医療機関で用いられています。このメソッドは、即興性や創造性を重んじる音楽療法とは異なる、独特の特徴をもっています。 セラピスト(アコースティック・ピアノ)とクライアント(打楽器)の 1対1で行なわれ、 音楽の振動や神経筋肉的な動作を通して脳に働きかけ、機能の回復をはかるという 、感覚運動的な療法です。本セッションは、イェルム氏の主宰するウップサラ音楽療法研究所から充実した講師陣を招き、FMTの理論と実践の具体例を紹介する、本邦初の本格的なセッションです 。

講 師 アニータ・グランベルイ

(カー ルスタード総合大学所属インゲスンド音楽大学音楽療法学科主任) 加勢 園子

(日端音楽留学基金理事長、ストックホルム・エステルマルム音楽アカデミー院長) 日野原重明

( 聖路加国際病院理事長、〔財〕ライフ・プランニング・センター理事長) 吉井 文均

(東海大学医学部神経内科教授)通 訳小林 文

( ウップサラ音楽療法研究所 学生)対象者音楽療法士・医療関係者・看護職者・介護職者・福祉職者・(音楽)教育関係者主 催( 財 ) ライフ・プランニング・センター後 援スウェーデン大使館

日瑞音楽留学基金

予定プログラム

10:00~10:30 加勢園子

スウェーデンにおけるFMT脳機能回復促進音楽療法――

そのバックグラウンドと、FMTセラピストの活動の場

10:30~10:50 日野原 重明

音楽は私たちのどこに働きかけるのか

10:50~11:45 吉井文均

脳機能の活性化に果たす音楽の役割

11:45~13:00  昼食

13:00~14:30  アニータ・グランベルイ

FMTの目指すもの――その理論的な基盤とメソッドの概要

14:30~14:45  休憩

14:45~16:30  アニータ・グランベルイ

FMTの実践――事例の紹介および楽器を用いた模擬セッション

講師紹介

アニータ・グランベルイ ( Anita Granberg )

教育家、FMT セラピスト。 イェルム氏がウップサラ音楽療法研究所でFMTセラピスト養成を始めた 1987年、第1期生としてFMTを学び始める。 2004年に 王立ストックホルム音楽大学で音楽教育学の博士号を取得(音楽療法 専攻)。スウェーデンで唯一の音楽療法の分野での博士号取得者である。カールスタード総合大学所属インゲスンド音楽大学音楽療法学科主任

加勢 園子 (Sonoko Kase)

ピアニスト、ピアノ教育者。スウェーデン在住。

日瑞音楽留学基金理事長、ストックホルム・エステルマルム音楽アカデミー院長

著書『ピアノはうたう』全3巻、『DVDブック スウェーデンのFMT脳機能回復促進音楽療法』(FMTセラピスト、ステファン・パップとの共著)

 

日野原 重明 ( Shigeaki Hinohara )

聖路加国際病院理事長、 (財 )ライフ・プランニング・センター理事長、日本音楽療法学会会長

 

吉井 文均 ( Fumihito Yoshii )

東海大学医学部神経内科教授。 特にパーキンソン病等の神経変性疾患などに関する研究を中心に行なっている。著書『脳神経疾患の診かたABC』(共著)など多数。「神経難病の音楽療法を考える会」世話人

 

FMT脳機能回復促進音楽療法とは?

FMT脳機能回復促進音楽療法は、治療中は言葉をまったく交わさず、ラッセ・イェルム氏が考案した〈コード・システム〉と呼ばれる音楽を用いて、ピアノと打楽器によって展開される音楽療法です。

セラピストは原則的に、言葉やアイ・コンタクトによる指示は行ないません。ピアノによる〈コード〉演奏によって、クライエントのなかに自発的な欲求・動機を起こさせるように導きます。クライアントはその欲求にしたがって打楽器を打ち、セラピストは、そのセッションの目標や、クライエントの状態に応じて、21種類ある〈コード〉のうちどれを選択するか、打楽器の種類や配置をどうするかを判断し、セッションの流れのなかで、次々に変化させていきます。

FMTは、アコースティックな(電気的処理をしない)楽器によって生み出される音の振動や、打楽器を打つという動作(筋肉神経的な動作)を通して、クライアントの脳に刺激を送り、脳機能の回復をはかるという、ユニークな療法です。

FMTセラピスト養成コースで指導をする

ラッセ・イェルム氏

§ FMTの対象者

カテゴリー1)非常に重い障害: 出生時損傷、筋肉の病気、事故による障害、脳梗塞など
カテゴリー2) 重い障害: 自閉症、精神科疾患、アルツハイマー病など
カテゴリー3) 能力障害: DAMP、ADHD、ADD、読み書き困難、集中困難、 アスペルガー症候群、ストレス性疾患など
カテゴリー4) 健康の維持・増進: 頭痛の軽減、ストレス解消など

§ FMTの現在

現在、FMTセラピストとして認定された音楽療法士は 200人以上おり、ロンドン、ハンブルク、ベルリン、ブリュッセル、シンガポール、韓国、チェコスロヴァキアなど、世界各地で活動しています。スウェーデン国内のFMTセラピストはさまざまな場で活躍していますが、そのうちの 75%が学校関係、残り 25%が医療機関です。

FMTを学ぶ場としては、ウップサラ音楽療法研究所など3つの教育機関がFMTセラピスト養成コースを開設しています。ウップサラ音楽療法研究所では、日瑞音楽留学基金によって、日本人のために、授業の理解や論文執筆のためのサポートが提供されています。

日瑞音楽留学基金 (Sweden-Japan Music Study Foundation)

http://www.sjmf.org/ tel/fax : +46 8-856036 e-mail: mail@sjmf.org

 

参加要項

● 定 員: 300名 ( 定員になり次第締め切ります)

● LPC ( ライフ・プランニング・センター ) 会員5,000円・非会員8,000円

① 電話かFAXで参加希望を連絡の上(定員以内か確認の上),参加費を郵便振込みにてお支払い下さい。

② 郵便局の払込取り扱い票に下記の事項を必ず記入して下さい。

*ご依頼人欄に〒番号,住所,氏名,電話番号

*通信欄に 音楽療法参加希望・職業・所属施設(学校・機関・部署・グループ)名,会員番号(LPC会員の方)をご記入下さい。

申し込みの際,ご提出いただいた個人情報は本会の運営に利用させていただきます。

また,その管理は財団の情報管理取り決めに従い,慎重に行ないます。

郵便払込先(払込料各自負担)

郵便口座番号 00150-7-185081

加入者名 (財)ライフ・ プランニング・ センター

*ご入金いただいた参加費は返金できません 。

*連絡先

TEL 03(3265)1907  FAX 03(3265)1909

(財)ライフ・プランニング・センター

〒 102-0093  東京都千代田区平河町 2-7-5  砂防会館 5 階

お電話での問い合わせは月~金  9:00~ 17:30 ( 土,日,祝祭日は休み )

会 場:

聖路加看護大学アリス・セント・ジョン・メモリアルホール

東京都中央区明石町 1-10

● 交 通:地下鉄/日比谷線・築地駅下車徒歩3分

有楽町線・新富町駅下車徒歩5分

● 同時通訳 : 当日受付にて,イヤホーンとレシー バーの貸出しを行ないます。

退場の折には必ずご返却下さい。

●  飲食関係 : ホール内での飲食はできません。

付近に飲食施設がございます 。